最高級のファータンナーであるイタリアのPistolesi社による、セミマイクロクラック仕上げのシアリングジャケットです。

*クリームカラーのファーは、トーンダウンされた色味とダーティ加工によって仕上げられており、汚れが目立ちにくく、簡単に汚染されることがありません。

*17〜18mmの厚みを持つシアリング原皮を使用しており、真冬でも暖かく着用できます。

一般的にシアリング（ムートン）に使用されるナパタイプ（NAPPA REFINISH）のレザーは、表面をスエード加工した後にスプルッツォ（SPRUZZO）処理を施し、特殊な加工機械を用いた2段階のシンプルな工程で均一に仕上げられます。

一方、NOIR LARMESで採用しているMICROCRACK加工では、前述の2つのプロセスに加えて、さらに4段階、合計6段階の工程が適用されます。まずスエード加工を施した後、スタンダードカラー基準より1〜2トーン明るい色でベースのスプルッツォ（SPRUZZO）処理を行い、一定温度下で定着させた後、スタンダードカラーで再度スプルッツォ処理を重ねて仕上げます。

その後、特殊な真空ドラム「ヴオト・ラヴァトリーチェ（VUOTO LAVATRICE）」工程を通じて、真空状態で表面にスプルッツォ（SPRUZZO）処理されたピグメントをモミの質感に沿って意図的に蒸発させる効果を加えます。最後の第6工程では、蒸発過程によって生じたダストや残留物を除去し、表面の手触りと撥水性を整えるバインディング処理を施して、完成されたアーティクルに仕上げられます。

まとめると、柔らかなナパレザーの表面にラフな素材感を演出するため、通常のナパタイプに比べて4つの追加加工工程が施されたアーティクルであり、より立体的な表情と優れた耐久性を兼ね備えているのが特徴です。

全6工程を要する高コストな加工方式であり、Noir LarmesではPistolesi社との協業により、セミマイクロクラック（SEMI MICROCRACK）アーティクルを展開しています。

※ スプルッツォ（SPRUZZO）：真空状態で染色を行う特殊な染色技法

※ ヴオト・ラヴァトリーチェ（VUOTO LAVATRICE）：Pistolesi社で使用されている特殊な真空ドラムマシン

Outshell : Italy Merinos Shearling Lambskin 100% (DoubleFace)
Lining : Italy Merinos Shearling Lambskin 100% (DoubleFace)

- Spanish Shearling Tanned in Italy 

- Piping : Lambskin (Vegetable Tanning, Aniline Finish)

- 17-18mm

- Semistirato (Semi-Curl Type)

- Italy two-way Super Lampo Zipper no.8

- Proprietary Parts (Buckle / Puller)

- Custom Iron-Crafted Leather Belt

- Linking Sewing

- Using Core Yarn, 16/3

- Made in Korea

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（保管の際は直射日光や湿気を避けてください）